Chapter3 “Japanese Culture”

Part1

弁当は、コンパクトで栄養価が高く、便利な日本文化の一つです。

昼間のエネルギー補給に、日本中の会社員や学生がおいしく食べています。

日本文化に馴染みのない外国人が弁当を見ると、好奇心や興奮を覚えることが多いです。

「あのお弁当は食べるのがもったいないくらいに美味しそう!」

「うちの子供も絶対喜ぶわ!」

「私が子供の頃、こんなお弁当を食べたかったわ!」

もともとお弁当は手作りでしたが、最近はいろいろな種類のものも売られています。

今でも人気の海苔弁はもちろん、コンビニやスーパー、デパート、レストランなどで、中華や洋食などの既成のお弁当が売られることが多くなっています。

rediscover (動)…を再発見する
compact (形)ぎっしり詰まった,密集した
nutritious (形)滋養分のある,栄養になる
aspect (名)(もの・ことの)面,様相
provide (動)〈…を〉提供する,与える
delicious (形)〈食物など〉とてもおいしい,うまい
midday (名)正午,真昼
boost (動)〈士気・気力などを〉高める
curious (形)物を知りたがる; 好奇心の強い,もの好きな,せんさく好きな
shame (名)ひどいこと,とんでもないこと;残念なこと,気の毒なこと
addition (名)付加,追加
seaweed (名)海藻
increasingly (副)ますます,いよいよ,だんだん
supermarket (名)スーパーマーケット,スーパー

Part2

弁当の歴史は古く、5世紀にまでさかのぼります。

当時の日本人は、農耕や狩猟、漁労、出征などのために家を離れ、外出先で食べるための食料を携帯していました。

この携帯食は、白米にアワやヤマノイモなどを混ぜたものが主流でした。

鎌倉時代(1185〜1333)には、「干し飯」が開発されました。

これは、炊いたご飯を乾燥させて小さな袋に入れたもので、そのまま食べたり、お湯や水で戻したりして食べました。

安土桃山時代(1568〜1600)には木製漆塗りの弁当箱が作られるようになり、茶会や花見の席でも弁当箱で食事が提供されるようになりました。

trace (名)(事件などの)痕跡(こんせき), 形跡; (経験・境遇などの)影響,結果
hunt (動)〈…を〉狩る,〈…の〉狩猟をする
portable (形)持ち運びできる,携帯用の
typically (副)典型的に
contain (動)〈…を〉(内に)含む,包含する
staple (形)主要な,重要な
millet (名)キビ・アワ・ヒエの穀粒
yam (名)ヤマノイモ
consist (動)〔部分・要素から〕成る
farther (副)さらに遠く,もっと先に
preparation (名)準備(すること)
rehydrate (動)水気をとる
wooden (形)木製の,木の
lacquer (名)漆
viewing (動)見物する