Lesson7 “Eat Well, Play Well!”

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お正月は東京箱根間往復大学駅伝を観戦する人が多いです。

大学生チームが東京を出発し、2日間かけて箱根を往復します。

各チームメンバーは、総距離のうちの1区間を担当します。

箱根は山岳地帯であり、往復距離は217.9kmと長いため、この人気レースは日本で最も難易度の高いレースのひとつとされています。

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2012年、東洋大学はレース記録を更新して優勝しました。

メンバー全員が実力のあるランナーだったのは事実ですが、彼らにはそれを支える秘密兵器、香川栄養大学の上西一弘教授と学生たちがいました。

上西教授と香川栄養大学の学生たちは、ランナーの血液検査や体脂肪率、骨密度などを測定し、栄養状態を分析しました。

そして、健康で丈夫な体を作るための食事メニューを考案しました。

レース直前の数日間、彼らはチームのために食事を作りました。

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上西教授は、他のチームやさまざまなスポーツの選手たちに栄養指導をしています。

何をどのように食べるかについて、アスリートが留意すべき点がいくつかあります。

それぞれのポイントを見てみよう。

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まず、1日3食食べることが重要です。

朝食を抜くと、体が栄養不足で苦しむことになります。

夕食を抜けば、筋肉は修復されず、弱くなります。

糖分はすぐに脳と筋肉のエネルギー源に変わります。

糖質は米、パン、パスタなどの主食に含まれています。

一日三食食べることが健康的な食生活の基本です。

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第二に、主食に主菜、副菜、果物、乳製品を加えるべきです。

主菜はステーキや焼き魚など、副菜はサラダや野菜にしましょう。

こうすることで、体に必要な栄養素をほとんど摂ることができます。

パスタやピザを食べたいときは、副菜や乳製品を加えるとヘルシーになります。

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第三に、スポーツをする人は、間食で栄養を補うことが欠かせません。

アスリートはエネルギーを大量に消費することが多く、糖分を必要とします。

ポテトチップスやチョコレートなどの高エネルギー食品を思い浮かべるかもしれませんが、おにぎりや果物などの方がよいかもしれません。

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スポーツ栄養のための食品は、目的に応じて選ぶことも大切です。

筋肉を強化するためには、アスリートは体重1kgあたり1～2gのタンパク質を摂取する必要があります。

牛肉や鶏肉、マグロやカツオなどの魚にはタンパク質が多く含まれています。

筋肉には糖質も重要です。

糖分が不足すると、代わりにタンパク質からエネルギーを取り出します。

その結果、筋肉が弱くなるのです。

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怪我を防ぐために骨を強くするために、アスリートはたくさんのカルシウムを必要とします。

カルシウムは発汗によって失われがちですが、ビタミンKは骨への取り込みを助けます。

また、ビタミンDはカルシウムの吸収を促し、いわゆる骨を破壊する細胞を不活性化さます。

カルシウムは牛乳などの乳製品に含まれています。

ビタミンKは納豆や緑葉野菜に多く含まれます。

キノコ類やイワシなどの魚類はビタミンDの優れた供給源です。

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上西教授の教え子たちは大学を卒業するとき、「ランナーの栄養状態を管理することで、栄養価の高い食事を提供する責任感が芽生えました。食事は人間の生活の基本です。」と語りました。

人間の体は食べたものでできています。

毎日の適切な食事は、きっとあなたの体を強く健康にします。