1
チャールズドリューは1904年にワシントンD.C.で生まれました。
ドリューが15歳の時、彼の姉が結核で亡くなりました。
彼女の状態が悪くなるのを見て、ドリューは何か助けることができないかと望みました。
それが彼の最初の医師になる可能性について考えたものでした。
2
この考えにはただ一つの問題があり、ドリューはアフリカ系アメリカ人でした。
そのころ、アメリカ社会の多くは人種的な線で差別があり、黒人と白人は別々の学校に行き、レストランやバスで一緒に座ることができませんでした。
アフリカ系アメリカ人の生徒を受け入れる大学はたった一握りで、医学大学は大学を超えた別のハードルになるでしょう。
しかし、チャールズドリューはどんな意地悪にもかかわらず成功しました。
3
高校では、ドリューは優れた生徒であり、傑出したアスリートでした。
ついには大学に奨学金を提供されました。
大学では、ドリューはフットボールチームで最も価値のある選手で、トラックチームのキャプテンでした。
彼はおそらくプロのアスリートになったかも知れませんが、しかし彼は科学と医学に興味を持ったままでした。
1928年に、彼はカナダにある医療学校に入り、生涯続く血の研究を始めました。
| Charles Drew | (名)チャールズドリュー |
|---|---|
| tuberculosis | (名)結核 |
| African-American | (形)アフリカ系米国人の |
| segregate | (動)〈人・団体を〉分離する,隔離する |
| handful | (名)手一杯,ひとつかみ,ひと握り |
| hurdle | (名)障害物,ハードル |
| beyond | (前) …を越えて |
| spite | (名)悪意,意地悪 |
| outstanding | (形)傑出した,実にすぐれた |
| scholarship | (名) 奨学金,育英資金 |
| professional | (形)専門家としての,専門的な |
| Canada | (名)カナダ |
4
1930年代から40年代にかけて、医師たちは大量の血液を失った人々に輸血と呼ばれる処置で新しい血液を与えることができることを知っていましたが、輸血を受けることは容易ではありませんでした。
血を新鮮に保つ方法や人々が必要としている場所へ持って行く方法がありませんでした。
ドリューは、血液中の固形細胞(赤血球など)を取り除き、血漿と呼ばれる液体部分のみを保存すれば、血液を長期間保存できることを発見した。
そうすれば、いつでもどこでも必要なときに輸血に使うことができます。
この発見をした後で、ドリューはニューヨーク市に最初の血液バンクを設立しました。
| procedure | (名)方法,手順 |
|---|---|
| transfusion | (名)輸血 |
| solid | (形)固体の |
| cell | (名)細胞 |
| plasma | (名)血漿 |
5
アメリカが第二次世界大戦に入ったとき、多くの人々が負傷し、輸血が必要でした。
チャーリードリューは全血の代わりに血漿を送ることを提案しました。
彼は血を集めることを始め、血漿を分け、傷ついた人々に安全に送りました。
彼はそのときアメリカ赤十字の血液バンクの最初の所長になっていました。
6
彼の働きによって何千人もの命が救われたにもかかわらず、陸軍は赤十字社に対し、黒人が献血した血液と白人が献血した血液を分けて管理するよう指示しました。
白人の人々の中には黒人をかなり嫌っていて、たとえ彼らの命を救うかも知れなくても“黒”の血を受け入れたくない人々もいます。
チャーリードリューは“黒”の血も“白”の血もそのようなものはなく、正しくないということを説明しました。
血は血です。
しかし誰も話を聞かず、ドリューは抗議をして赤十字を辞任しました。
赤十字は第二次世界大戦を通して、人種的理由で血を分け続けましたが、公民権改革者達がついにこの人種差別的行為をやめるように組織を説得しました。
| Red Cross | (名) 赤十字社 |
|---|---|
| separate | (動)〔…から〕切り離す,分離する |
| donate | (動)〈…を〉〔人に〕贈与する; 寄付[寄贈]する |
| dislike | (動)〈…を〉嫌う,いやがる |
| protest | (動)〈…を〉断言する; 主張する |
| resign | (動)(特に,正式に)辞職する,辞任する,辞める |
| racial | (形)人種(上)の,種族の,民族の; 人種間の |
| reformer | (名)改革[改良]家 |
| racist | (名)人種差別主義者 |
7
チャールズ・ドリューは、その才能を人助けに生かすことで、あらゆる人種の人々の模範となりました。
チャーリードリューは、あなたの肌の色ではなく、人としてあなたの正しい価値を見せることが人生で成し遂げることであると証明しました。

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