Lesson2 “Curry Travels around the World”

Part1

こんにちは。今日はカレーについてお話します。

「カレー」という単語を聞いたとき、あなたはどの国を考えますか？

そうです、インドです！

多くの方がインドはカレーの本場ということを知っています。

しかし、インドにはカレーという料理がないことをご存知でしょうか？

もちろん、インドにはカレーに似た料理がたくさんあります。

例えば、人々はしばしば肉と野菜を様々なスパイスとともに煮込みます。

しかし、それは「カレー」と呼ばれている料理ではありません。

昔、イギリスの人々がインドの料理を説明するときに「カレー」という単語を使い始めました。

これは「カリ」という言葉から来ていて、タミル語で「ソース」や「スープ」を表します。

Part2

過去に、インドはイギリスの植民地でした。

世界史の授業でそれについてすでに学んだかと思います。

1772年、東インドの書記官だったウォレン・ヘイスティングスは、インドから米や多くの香辛料を持ち帰りました。

彼はインドでしばしばカレーとともにお米を食べており、イギリスでも同じように食べたくなりました。

イギリスの別の人々がそれを試してみて、好きになりました。

その後、カレーは段々とイギリスで人気になりました。

19世紀初め、最初のカレー粉が出現しました。

それまでは、人々はカレーを作るためにたくさんのスパイスを混ぜるという過酷な労働が必要でした。

カレー粉のおかげでカレーが簡単に作れるようになり、イギリス全土に普及しました。

また、イギリスでは、カレーを小麦粉でとろみをつけるようになりました。

イギリスの伝統料理であるシチューのレシピを参考に、カレーを自分たちの好みに変えていきました。

Part3

イギリスのカレーはその後、海を渡って日本にもやってきました。

明治の初め、日本人はまずカレー粉を輸入し、カレーを作り始めました。

当時、カレーは高価な料理でした。

カレーライス1皿の値段で、そばを8杯も食べられたのです。

また、その当時、カレーは少し不思議でした。

驚くべきことに、人々は長ねぎやカエルの肉を入れる人もいました。

明治後期以降、カレーは日本全国で親しまれてきました。

それは、日本軍が兵士の食事としてカレーを採用したからだとも言われています。

カレーは大量に作ることができるので、大人数で生活する兵士にとって理想的な食べ物でした。

兵士たちは帰国するとき、カレーのレシピを持って帰りました。

そのため、カレーは日本各地で親しまれるようになったのです。

Part4

カレーが広まると同時に、たくさんのカレーをベースにした食べ物が日本で現れました。

例えば、日本のレストランはカレーうどんを1904年ころに発明しました。

ある日本のパン屋さんでは、1927年にカレーパンと呼ばれる、カレーで満たされたパンが売られ始めました。

その後、カレー風味のスナックも登場しました。

おそらくそれらのいくつかを食べたことがあるかもしれません。

その中で、カレールーとレトルトカレーは最も成功しました。

日本の会社は中国や韓国、アメリカといった国々にそれらの食べ物を輸出しました。

現在、宇宙飛行士が国際宇宙ステーションでレトルトカレーを食べています。

カレーはインドで生まれました。

その後、イギリスと日本の人々がカレーを食べ始めました。

現在、世界中の人々がカレーを食べています。

これが私のスピーチです。

ありがとうございました。

今、とてもお腹がすいていると思います。

カフェテリアでカレーを食べに行きましょう！