Part1
最近は災害が多くなっています!
大雨や台風、地震など、悲しいニュースをよく耳にします。
それらは世界中で絶えず起こっています。
人々は苦しんでいます。
家屋が倒壊してしました。
行き場がありません。
「その人たち」は、明日には「あなた」になっているかもしれません。
グラフは、1990年以降、世界中でどれだけの自然災害が報告されたかを示しています。
過去の災害が過小報告されているのは事実かもしれません。
しかし、最近その数が増えているように思えます。
この増加には気候変動が関係していると指摘する研究者もいます。
自然災害の代表的なものは、洪水、干ばつ、嵐、火山噴火、地震などです。
これらの災害は、数百万人の死者を出し、莫大な経済的損失をもたらしています。
これらの災害に対処するために、私たちは何をすればよいのでしょうか?
今こそ、この地球規模の問題に真剣に取り組むべき時です。
disaster | (名) (生命・財産などを失わせるような突然の,または大きな)災害,大惨事; 大きな災難[不幸] |
---|---|
prevention | (名)防止; 予防 |
typhoon | (名)台風 |
constantly | (副)絶えず,いつも |
nowhere | (副)どこにも…ない |
underreport | (動)過小に報告する |
recently | (副)最近,近ごろ,このごろ |
researcher | (名)研究員; 調査員,探索者; リサーチャー |
suggest | (動)提案する |
drought | (名)干ばつ,日照り,水がれ |
volcanic | (形)火山の,火山性の,火山作用による,火成の |
eruption | (名)(火山の)爆発,噴火 |
loss | (名)喪失,紛失,遺失 |
Part2
(1)
世界の地域によって、自然災害の種類はさまざまです。
アフリカは干ばつに悩まされる傾向があります。
アメリカでは、地震や津波が頻発します。
アジアは洪水や暴風雨の被害が多いです。
(2)
日本は自然災害が多く、深刻であることが知られています。
特に地震や台風は、私たちの生活にも影響を及ぼしています。
日本の地震は、マグニチュード6以上のものが世界の発生数の約2割を占めています。
台風は強風と豪雨をもたらし、洪水や土砂崩れを引き起こします。
気候変動が災害のリスクを高めているのかもしれません。
(3)
従来の防災やリスクマネジメントのアプローチでは不十分かもしれません。
私たちは、道路や建物、ダムなどのインフラを整備してきました。
また、学校やコミュニティでの避難訓練を通じて、自分自身を訓練してきました。
しかし、それでもなお、自然災害は人命や財産を破壊し続けています。
これからの災害に対して、私たちはほかに何をすればいいのでしょうか。
region | (名)地方,地域; 地帯 |
---|---|
Latin America | (名)ラテンアメリカ |
occur | (動)〈事が〉〔…に〕起こる,生じる,発生する |
damage | (名)損害,損傷,被害 |
severely | (副)厳しく; ひどく |
particular | (形)特有の,独特の; 個人としての |
occurrence | (名)〔事件などの〕発生 |
magnitude | (名)マグニチュード 《地震の規模を表わす単位 |
landslide | (名)地すべり,山くずれ |
management | (名) 経営,管理,経営力; 経営の方法; 経営学 |
infrastructure | (名)(国家・社会などの経済的存続に必要な)基本的施設,インフラストラクチャー 《道路・学校・交通[通信]機関など》 |
dam | (名)ダム,せき |
evacuation | (名)明け渡し,引き払い; 退避,避難 |
property | (名)財産,資産 |
Part3
(4)
最近のアイデアや技術によって、災害に備えることができるようになりました。
例えば、ハザードマップという言葉を聞いたことがあるかもしれません。
これは、災害が起こりそうな地域の最寄りの避難場所を教えてくれるものです。
事前に、あるいは災害が起きた後に、自分の住んでいる地域のことを知ることで、将来起こりうるリスクを回避することができるのです。
(5)
また、非常食の人気も高まっています。
最近では、簡単に作れるご飯や、あらかじめパックされたカレー、パンの缶詰など、さまざまな食品が購入できるようになりました。
これらは、少しの準備で食べることができ、2、3年は保存が可能です。
最低でも3日分の食料を保存しておくと良いと言われています。
もちろん、賞味期限内であれば、毎日の食事として食べることができます。
(6)
さらに、停電になったときのことも考えておく必要があります。
防災ラジオがあれば、災害情報を常に入手することができます。
ソーラーパネルや手回しで充電できるラジオもあります。
非常用懐中電灯としてだけでなく、デジタル機器の充電器としても利用できます。
このような電源があるのとないのとでは、大きな違いがあります。
hazard | (名)危険; 冒険 |
---|---|
beforehand | (副)前もって,あらかじめ,事前に |
avoid | (動)〈人・ものなどを〉(意識的または意図的に)避ける,よける,回避する |
emergency | (名)非常時,緊急,有事 |
popularity | (名)人気,人望,俗受け; 流行 |
pre-packaged | (形)前もって準備され包装されていて、すぐに販売できる |
preparation | (名)準備(すること) |
minimum | (形) 最小の,最小[低]限の |
update | (名)最新化 |
rechargeable | (形)再充電可能な |
crank | (名)クランク 《回転軸の端に直角に取りつけられた柄(鉛筆削りの取っ手など), また往復運動を回転運動に換える装置》 |
flashlight | (名) 懐中電灯 |
charger | (名)充電器 |
digital | (形)数字を使う,デジタルの |
Part4
(7)
また、災害時に誰が危険にさらされているかということも意識しておく必要があります。
高齢者や小さな子ども、体の不自由な人を思い浮かべるかもしれませんが、外国からの旅行者のことも考えておく必要があります。
地震を経験したことがない旅行者もいるかもしれません。
日本語を理解できない人もいます。
実際、過去の日本での震災では、母国語で適切な情報を得るのに苦労したと言われています。
(8)
そのような危機から外国人を救うため、ピクトグラムや平易な日本語の活用が注目されています。
イラストや簡単な表現で、誰もが理解しやすいコミュニケーションツールです。
また、災害情報の一部は、英語、中国語、韓国語などの外国語で、ウェブサイトやアプリ、ソーシャルメディアを通じて提供されています。
このような情報は、災害時にすべての人を助けることができます。
(9)
最近のアイデアや技術によって、私たちは災害から生き延びる可能性を高めています。
しかし、それらを十分に活用できるかどうかは、私たち一人ひとり次第です。
もし今、大きな地震が起きたらどうしますか?
自分、家族、周りの人のために何ができるでしょうか?
準備に早すぎるということはありません。
aware | (形)気づいて,〔…を〕知って |
---|---|
physically-challenged | (名)身体障害者 |
struggle | (動)苦労して〈…を〉もたらす[得る] |
proper | (形)適切な,ふさわしい; ちゃんとした |
pictogram | (名)ピクトグラム; 図像 |
plain | (形)明白な,わかりやすい,明瞭な |
illustration | (名)(本の)さし絵,図版,イラスト |
via | (前)…を経て,…経由で |
app | (名)アプリ |
media | (名)マスメディア,マスコミ |
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