Unit2 Lesson4 “Nature Technology”

Part1

この建物の壁を見てください。

きれいに見えませんか?

なぜならこの壁は特別な掃除がしやすいタイルで造られているからです。

普通の水を使うだけで油汚れでさえも洗い流せることができます。

どのようにしているのでしょうか?

これらのタイルの秘密はカタツムリが由来します。

カタツムリは石鹸を使いませんが、彼らの“家”は一度も汚れることはありません。

家をきれいにすすぐには雨さえあればいいのです。

研究者たちはカタツムリの殻の表面に油が付着しにくくなる特別で小さなでこぼこがあることを見つけました。

研究者たちはこれらの特別なタイルを作るためにこのひらめきを使いました。

カタツムリは単純な生物のように見えるかもしれませんが、実際彼らの“家”は私たちを向上させる助けをしています。

私たちは自然についてほとんどすべてのことを理解していると考えているかもしれません。

それは正しくありません。

地球上の生命は38億年も続いています。

その時間、自然は進化の長い過程を通して驚くべき構造に発展してきました。

カタツムリの殻はとても効率的な自然構造の例の一つです。

鳥が飛び、魚が泳ぐために、奇跡のエンジニアリングが必要です。

もっとも単純な自然物でさえも驚くべき特性を持っています。

例えば蜘蛛の巣は、鋼鉄よりも強いです!

人間は簡単で快適に過ごすためにテクノロジーに長く頼ってきました。

現在私たちは生活を改善しながら同時に環境保護を試みるという新しい課題に直面しています。

これが多くの科学者にとって“自然技術”が注目されている理由の一つです。

tile(名)タイル,かわら
oily(形)油のついた
dirt(名)よごれ
snail(名)カタツムリ
soap(名)石けん
bump(動)ぶつかる
insight(名)洞察力
marvelous(形)驚くべき,すばらしくよい
evolution(名)進化
efficient(形)効率の良い
miracle(名)奇跡
quality(名)質,品質
thread(名)糸
spider(名)クモ
steel(名)鋼鉄
pursuit(名)追及
attention(名)注意

Part2

鳥の研究は、技術者が自然技術を利用して新幹線が直面する2つの重要な問題を解決するのに役立ちました。

一つ目の問題は時速300キロで走る列車から生じる騒音です。

特に、パンタグラフが空中を高速で動くとき、たくさんの音が生まれます。

この騒音の公害は、近くに住んでいる人々の生活の質を低下させます。

エンジニアたちはフクロウから学ぶことでこの問題を解決しました。

フクロウは木から素早く静かに地面に降り、獲物を狩ります。

彼らは羽の縁がくし状になっており、それがたくさんの小さな気流の渦をつくり、これが大きいと大きな音を生み出します。

そのためエンジニア達はパンタグラフのサポートにたくさんの小さなこぶをつけました。

これが騒音を減らします。

また、快速列車がトンネルに入るとき、空気の力により反対側でブーミングノイズが発生します。

この問題を解決するために、列車の先端を可能な限り空気抵抗が小さくなるようデザインする必要がありました。

これは、魚を捕まえるために水に飛び込むカワセミを思い起こさせました。

たとえそれが大きな力で水面にあたったとしても、ほとんど水しぶきが立ちません。

これを狭い流線型のくちばしで行い、ほとんど衝撃無しで水面を切り開きます。

スーパーコンピューターで長時間計算した結果、エンジニアは電車の先端に必要な形状が調度カワセミのくちばしのようなものであることを発見しました。

pantograph(名)パンタグラフ
pollution(名)汚染,公害
owl(名)フクロウ
swoop(動)飛びかかる,襲いかかる
comb-like(句)くしのような
eddy(名)渦,渦巻き
airflow(名)気流
high-speed(形)高速の
tunnel(名)トンネル
force(名)力,強さ
boom(名)とどろく
resistance(名)抵抗
kingfisher(名)カワセミ
splash(動)(水など)をはねかける
streamlined(形)流線形の
beak(名)くちばし
supercomputer(名)スーパーコンピューター

Part3

私たちは自然から多くの環境に優しいアイデアを得ています。

シロアリからエアコンを必要としない建物の作り方を学びます。

ハコフグは堅いが空気抵抗を生み出さない車の発展を助け、ヤモリの指は粘着剤なしのテープをデザインすることを私たちに教えてくれるでしょう。

ここで問題です。

電気の供給という今日の重要な問題の解決策を見つける助けをしてくれるかもしれない羽のある昆虫は何でしょう?

その答えはトンボです。

通常、風車をまわすには強風が必要です。

しかし、トンボの羽から学んだ教訓を適用することで、微風でも回転する風車の開発方法に気づこうとしています。

トンボの羽は、気流を利用するのに非常に効率的です。

私たちは現在、彼らの秘密は羽の表面にある一連の凹凸であると分かっています。

最終的には、家庭内を循環する空気によって回転する小さな風車で電気を生産できるようになるのかも知れません。

この技術は電力サービスの利用ができない山や砂漠地域でも利用が可能になるかも知れません。

一部の人々は、人間がテクノロジーを自然に頼っているとき、人類は交代すると考えるかもしれません。

しかし、その反対です。

自然の秘密を解き明かすことは、最先端の化学を使用することによってのみ可能となりました。

人間は現在、自然の構造から学ぶのに十分なほど進歩した科学を持っています。

うまくいけば、私たちは自然の利点を利用することに十分賢明になっています。

私たち全員にとってよりよい未来が自然技術次第と言っても過言ではありません。

eco-friendly(形)環境に優しい
termite(名)シロアリ
boxfish(名)ハコフグ
rigid(形)厳格な,厳しい
gecko(名)ヤモリ
tape(名)接着テープ
glue(名)接着剤
solution(名)解決策
dragonfly(名)トンボ
hollow(形)空洞の,空の
desert(名)砂漠
electrical(形)電気に関する
backwards(形)後方の
unlock(動)~の鍵を開ける,解明する
cutting-edge(名)最先端の,刃先
advanced(形)進歩した,高度な
hopefully(副)願わくば
wise(形)賢い,賢明な