Lesson5 “From Landmines to Herbs”

Section1

篠田ちひろはカンボジアでハーブを使った石鹸やハンドクリームなどを作っています。

彼女はその商品を販売するショップを経営しています。

彼女のビジネスはカンボジア人の雇用を生み出しています。

彼女はどのようにしてそのようなビジネスを始めたのでしょうか？

篠田は大学時代、マーケティングを専攻していました。

2004年、彼女はカンボジアでのボランティア活動に参加しました。

彼女はいつも笑顔のカンボジア人に魅了されました。

自分には何ができるのかと思うようになりました。

2008年、篠田はカンボジアに渡りました。

起業し、現地の人々と協力したいと考えたのです。

数カ月後、彼女は伝統的なハーブサウナに出会いました。

ハーブはカンボジアでとても人気があります。

彼女はそれを使って新しい製品を作れないかと考えました。

Section2

新しいビジネスを始めるために、篠田は多くのものを手に入れなければなりませんでした。

まず、ハーブを栽培するための土地が必要でした。

カンボジアでは、戦争の影響で土地の多くが地雷だらけでした。

地雷とは地中に埋められた爆弾のことです。

人が踏むと爆発します。

死者も出れば、重傷を負う人もいます。

カンボジアと多くの国が協力して、地雷をなくそうとしています。

地雷を除去しても、その土地をどう利用するかはまた別の問題です。

皮肉なことに、その土地は長い間誰も使っていなかったために豊かな土壌を持っています。

それを知った篠田は、地元の農家と一緒にその土地でハーブを育てたいと考えました。

そして、かつての地雷原をハーブ農園に変える計画を立てました。

Section3

篠田が次に必要としたのは、ハーブの効能についての知識でした。

ハーブに関する情報を探していたところ、彼女はクルクメールに出会いました。

クルクメールとは、カンボジアでハーブを使って病気を治す伝統的なセラピストのことです。

篠田はそのセラピストからハーブについて学ぼうとしましたが、彼は教えようとしませんでした。

彼は、彼女が自分の仕事を奪うのではないかと疑っていました。

しかし、強い意志を持った篠田は諦めませんでした。

彼女はカンボジア人のために仕事を作りたいと説明し続けました。

ついに彼は彼女の計画を理解し、ハーブの治癒効果について教えました。

この知識をもとに、彼女はビジネスを始めました。

商品には、かつての地雷原で栽培されたハーブを使いました。

彼女は自分の計画を実行に移すことができました。

Section4

篠田がビジネスを始めた当初は、すべてがうまくいったわけではありませんでした。

例えば、石鹸が思ったようにできませんでした。

サイズも色もバラバラでした。

カンボジアの労働者たちはそんなことは気にしませんでした。

篠田は何度もお客さんはその石鹸を商品として認めないよと説明しました。

ようやく、労働者たちは彼女の言葉に納得しました。

今日、篠田と協力しながら、カンボジアの労働者たちはビジネスについて学んでいます。

篠田もまた彼らから学んでいます。

「カンボジア人とは対等な関係を築きたいです。私たちは助ける立場でも助けられる立場でもありません。私の夢は、”地雷村 “と呼ばれる場所を、地元の人たちと一緒に “ハーブ村 “に変えることです」と彼女は言います。

篠田のハーブはカンボジアにさらなる笑顔をもたらし、彼女の旅は続きます。