Unit1 Strategy4 “Insects: Food for the Future”

今日、不安定な食糧供給は世界的に深刻な問題となっています。

国際連合食糧農業機関によれば、気候変動と人口増加のため、近い将来、食糧不足になるといいます。

2013年、国際連合食糧農業機関はこの問題に対するひとつの解決策として、昆虫を食べることを提案しました。

昆虫を食べることには良い理由があります。

まず、栄養が豊富です。

例えば、イナゴ、コオロギ、セミはタンパク質、鉄分、カルシウムを豊富に含んでいます。

そのため、アフリカ、中南米、アジア(日本の一部地域も含む)で古くから食べられてきました。

第二に、昆虫は養殖が容易です。

家畜よりもはるかに少ない飼料と水で済み、成長も早いです。

条件が良ければ、季節に関係なく安定的に生産できます。

最近、欧米諸国では昆虫入りのミートボールやプロテインバーといった商品が登場しています。

日本でもコオロギせんべいが店頭に並んでいます。

食卓に昆虫が並ぶ日が来るかもしれません。

unstable (形)不安定な,今にも崩れそうな
supply (動)〈必要物などを〉供給する,与える
FAO (名) 国連食糧農業機関
nutritious (形)滋養分のある,栄養になる
locust (名) バッタ,イナゴ
protein (名)たんぱく質
calcium (名) カルシウム
Latin America (名)ラテンアメリカ
stably (副)安定して,しっかりと
regardless (形)…にかかわらず,…にかまわず
meatball (名)肉だんご,ミートボール
bar (名)棒状のもの[かたまり]
cracker (名) クラッカー 《甘みをつけない薄くてパリパリするビスケット》
dining (名)食事をすること