Chapter4 “Communication Breakdown”

Part1

(1)

コミュニケーションは私たちの生活の中で重要です。

しかし、私たちはときどきお互いに誤解します。

ジュディと彼女のボーイフレンド、ミックに何があったか見て、コミュニケーションについて考えてみましょう。

(2)

数ヶ月前、ジュディはよくない一日を過ごしました。

彼女の5歳の甥が彼女のアパートに来ました。

彼は誤ってテーブルの上にあったコーヒーカップを倒してしまいました。

カップが落ち、コーヒーが彼女の大切なカーペットにこぼれ、大きな染みができました。

それは彼女を大いに苛立たせました。

(3)

次の日ミックが彼女のアパートに来て、ジュディは彼にその出来事について話しました。

daily (形)日常の
misunderstand (動)〈…を〉誤解する
nephew (名)甥(おい)
apartment (名)アパート,(賃貸)マンション
accidentally (副)偶然に,ふと
spill (動)〈液体・粉などを〉こぼす
onto (前)…の上へ
treasure (動)〈…を〉大事にする,秘蔵する; (将来のために)取っておく,蓄える
carpet (名) じゅうたん,もうせん
stain (名) (コーヒー・ジュース・血などによる)しみ,よごれ
annoy (動)うるさがらせる,いらだたせる,怒らせる,悩ます
greatly (副)大いに,はなはだ
incident (名)出来事; (特に,重大事件に発展する危険性をもつ)付随事件,小事件,紛争,事変

Part2

(4)

ミック:不幸そうだねジュディ。何かあったの?

ジュディ:このカーペットのシミを見てよ。私の甥が昨日来たの。テーブルにコーヒーカップが置いてあったの。彼はそれを倒して、こぼしたの!

ミック:なるほど。次に彼がここに来たら、テーブルから何もかも無くすべきだね。

ジュディ:ええと、…そう、わかった…でも私のカーペットが…

ミック:心配ないよ。知ってると思うけど、染み抜き剤にはさまざまな種類があるよね。

日曜大工の店に行って買えるよ。

良いものを見つけるのに苦労しているなら、私がそこに行って染み抜きを手に入れることもできます。

ジュディ:わかった…ありがとう、ミック。

unhappy (形)不満で,腹を立てて
splash (動)〈水・泥などを〉はねかす,飛び散らす
yeah (副)《口語》 =yes
remover (名)除去剤

Part3

(5)

会話の後、ジュディは悲しくなり、怒りました。

ジュディは残りの人生を彼と一緒に過ごすことができないかも知れないと考えました。

結局、彼女は彼と結婚しないことに決めました。

(6)

ミックはジュディの感情を傷つけるつもりはありませんでした。

実際、彼は本当に彼女を助けたかったのです。

そのため、彼は彼女のアパートにまた甥が来るかもしれないという似た問題を避けるために彼女にアドバイスしました。

彼はまた、彼が考えられるベストの解決策を示しました。

彼はこの考えで十分だと思いました。

(7)

しかし、ジュディはどれくらいその事件のために悲しくなったかミックに理解して欲しかったが、彼は彼女が期待していたことを何も言いませんでした。

その代わり、彼は2つのアドバイスをしました。

彼女はミックが彼女の気持ちを理解していないと思いました。

conversation (名)会話
eventually (副)結局,ついに
avoid (動)~を避ける
solution (名)解決策
accident (名)事故,不測の出来事
expected (形)予期された,期待された

Part4

(8)

この種類の誤解はとても一般的です。

それはコミュニケーションスタイルの違いから起こります。

私たちが問題について話すとき、最初に理解を期待する傾向がある人もいれば、問題の解決方法にだけ集中する傾向がある人もいます。

さて、ジュディとミックの場合に戻りましょう。

ジュディが汚れたカーペットについて話していたとき、彼女は、ミックが彼女の気持ちを理解して、彼女をなだめることを期待していました。

しかし、ミックはジュディの問題の解決方法についてアドバイスしました。

それが彼女に対する彼の心配を表現する方法でした。

もしジュディとミックが彼らのコミュニケーションの違いに気づいていたら、お互いに関係が崩壊することはなかったでしょう。

(9)

他人のコミュニケーションスタイルの違いに気づけば、私たちはそのような誤解を避けることができるでしょう。