Lesson3 “The Past, Present and Future of Umbrellas”

Part1

何本の傘を持っていますか?

調査によると、日本人それぞれ、平均で3.3本傘を持っています。

これは世界中で最も大きい数字です。

実際、約1億3千万の傘が毎年日本で売れています。

これは、毎年一本各々が傘を買っているという意味です。

どうして日本人はそんなにたくさんの傘を買うのでしょうか?

一つの理由として、日本は一年を通してたくさん雨が降り、湿っぽくなるため、多くの日本人は雨でぬれたくないことがあげられます。

下のグラフの右側が、日本人の81%が雨に濡れるのを好まず、一方で世界平均は62%です。

damp (形)湿気のある,じめじめした,しめっぽい
prefer (動)むしろ〈…の〉ほうを好む,むしろ〈…を〉選ぶ

Part2

1750年ころ、イギリスの商人、ジョナスハンウェイは雨の日にパリの人々が傘をさすのを見ました。

ロンドンに戻り、彼はパリの人たちがしたことをまねしましたが、ロンドンの人達は彼をあざ笑いました。

当時は、傘は女性が晴れている日にだけ使われていました。

それにも関わらず、雨の時は便利だったため、傘を持ち続けました。

徐々に人々は彼の考えを受け入れ、人々の中には彼に従い始める人もいました。

1830年、イギリスの職人、ジェームズスムスがイギリス最初の傘店を開きました。

彼は杖のような傘を作りました。

それはイギリスの紳士の間で人気になりました。

その後、イギリスでの人気が世界の様々な地域に広まりました。

trader (名)商業を営む人,商人,貿易業者
Jonas Hanway (名)ジョナスハンウェイ
Parisian (形)パリ(人)の,パリ風の
Londoner (名)ロンドン人[の住民]
sneer (動)〔…を〕あざ笑う,冷笑する,鼻であしらう
nevertheless (副)それにもかかわらず,それでも
craftsman (名)(熟練した)職人
James Smith (名)ジェームズスミス
stick (名)ステッキ,つえ, 棒
popularity (名)人気,人望,俗受け; 流行
Britain (名)大ブリテン(島), 英本国

Part3

日本には傘の長い歴史があります。

傘は6世紀に中国から導入され、独自の形に発展しました。

江戸時代の間、傘は庶民の間に広まりました。

明治時代には、イギリスから鉄製の傘が輸入されました。

将来の傘はどのようなものになるでしょうか?

基本のデザインが変われるかどうか疑問に思うかもしれません。

発明者の中には今、新しいタイプの傘を発明しようと試みている人もいます。

下の図は、例を示しています。

プラスチックの棒のように見えますが、雨を遮る空気のカーテンになっています!

100年後の雨の日を想像できますか?

steel (名)鋼(はがね), 鋼鉄
rib (名)(こうもり傘の)骨
basic (形)基礎の,基本的な
inventor (名)発明者,案出者
curtain (名)カーテン
block (動)ふさぐ
sight (動)見解,見方,判断