Lesson8 “The Best Education to Everyone, Everywhere”

Part1

将来何になりたいですか？

今日の社会、教師、エンジニア、看護師のような様々な職業があります。

しかしながら、人口知能（AI）のような発展した技術のある未来の社会で、あなたの夢の仕事は存在しないかもしれません。

なりたい職業はどのように決めますか？

高収入を選びますか？

最近、より多くの人が社会問題の解決を助けるためのビジネスを始めています。

彼らはお金を稼ぐよりも社会をよくすることに興味があります。

そのような人々を「社会起業家」と呼びます。

例えば、フローレンス・ナイチンゲールは最初の看護学校を設立した、社会起業家です。

彼女のおかげで、今日の看護学校と看護という職種は設立されました。

Part2

世界の教育を変えるために、社会起業家として積極的に活動した日本の大学生2人の事例を紹介します。

2010年、税所篤快と三輪開人は、大学生としてバングラデシュでインターンシップを経験しました。

深夜に街を歩いていると、街灯の下で熱心に勉強している高校生を見かけました。

その高校生たちは、大学に進学して良い仕事に就き、家族の生活を豊かにしたいと思っていました。

しかし、彼らの家は貧しく、家に電気をつけることができませんでした。

しかも、バングラデシュでは4万人の教師が不足していました。

そこで、税所と三輪は、カリスマ教師たちの授業をDVDに収録しました。

そして、それを貧しい高校生に送り、大学進学のための勉強をさせる助けをしました。

Part3

税所と三輪は、NPO法人「e-Education」を設立し、資金を集めました。

2010年には、貧しい村の高校生32人に半年間、授業のDVDを送りました。

その結果、バングラデシュのトップ大学であるダッカ大学に1人、その他の大学にも17人が合格しました。

2017年には、200人以上の生徒がレベルの高い大学に進学しました。

e-Educationのミッションは、”世界の隅々まで最高の教育を届けること “です。

これまでに10カ国以上、2万人以上の生徒に授業のDVDを送りました。

2012年、フィリピン・ミンダナオ島を台風が襲いました。

残念なことに、多くの子どもたちが学校を退学してしまいました。

三輪とその支援者たちは、現地の学校や政府と協力し、その子どもたちに最高の教育を施しました。

Part4

バングラデシュでは、e-Educationを利用した学生が積極的に社会参加をしています。

そのうちの一人は、教育省に勤務しています。

高校生の頃、彼はいつも “家族がお金持ちだったら、もっといい教育が受けられるのに “と思っていたそうです。

彼の夢は、貧しい家庭の子どもでも良い教育が受けられるように、教育制度を変えることです。

e-Educationは、彼の人生の夢を実現するチャンスを与えてくれました。

三輪は、バングラデシュの高校生が将来に向けて大きな情熱を持っていると感じています。

一生懸命勉強すれば、新しい扉を開くことができると信じているのです。

自分のためだけでなく、家族のため、社会のために頑張っているのです。

三輪は高校生に、「誰かのためにどんな問題を解決したいのか、考えてみてください」とアドバイスしています。

あなたは、誰かのために、社会のために、どんな問題を解決したいですか？